埼玉県東川口にある、senkiyaのtanabikeにて行われている、
100人のシルクスクリーン展、初日にお邪魔してきました。
このグループ展、ちょっと普通じゃない・・・!
tanabikeの山地拓さん、通称たくちゃんはどうかしてる!
なんせ、100人から集まったデザインを
一枚一枚印刷して、飾れる状態にして壁一面に展示して(実際みてもらったらわかるけれどすごく手間かかってる)
シルクスクリーンの版を一枚一枚つくって(これ本当に大変だと思う)
これをほぼ一人で準備・・・
出来た版を使って会期中にお客さんに刷ってもらって(これも楽しかろうけれどとっても大変だと思う)・・・
それがなんと3週間も続くんだ・・・
ハード!!!トゥーハード!!
自分の個展でもこんなことできないよ。
ましてやグループ展
ひとりひとりに連絡をするだけでも大変なのに
いつでも紳士に対応してくれる。
もともと、シルクスクリーンの技術があったわけでもなく
面白いこと、やったろう、から、ここまで動ける人、なかなかいないと思う。作家側ならともかく。
100という数は、作業をしていると、途中何回かあきらめたくなるポイントのある数だと思うんです・・・
マラソンの35キロの壁みたいな感じ?わかりにくいか・・・
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とにかく、今日から開始だな〜とおもっていたんだけど
いろいろ考えていたらいてもたってもいられず
さあ、どんな展示になっているんだろうな、と、埼玉まで行ってきました。
テーマはどうぶつ。
ずらりと並びます。
ひとつひとつのデザイン画、入れ替えしやすくなってる。
期間中、配置を変えたりするためなんだって。
上に配置しているものより、目線のものの方が見やすかったりするから
平等になるように。
100枚あると、全部しっかり見ているようで、見逃しちゃうのもあったりして。
いいものだろうと、目に入らない瞬間ってあるものな。
だから何度来ても新しい発見がありそう!
こういう気遣い、参加者としてはとっても嬉しい。
やっぱり自分の絵見てもらえたら、沢山ある中で気に入ってもらえたら、そりゃあ嬉しいもの。
お客さんが自分で版を選んで、色を選んで、自分でTシャツやバッグやバンダナ、なにに刷るか選べる。
これ斬新だな〜!持ち込みもいいんだって。しかも持ち込むとドリンクチケット付き!
エプロンとかに刷るのかわいいかも!それもできるかきいてみよ〜!
さて、どれにしようかな〜〜!と
皆さんのデザインみたけど好きなのありすぎて困った!
ずらーっと並んだ作品見て、
あれいいな、これいいな、と思うのたくさんあるんだけど、
うわー!やられたー!と思ったのはあらたくんの作品!!
すごいインパクト。またしても完敗。かっこいいなあ。前のTシャツの時も感じたけれど。
そしてトーマスもだしているんだよ!トーマス、トーマス・・・どれだ?
え!!おおーびっくりしたー!!これトーマスの絵??
もう是非、遊びにいってみてほしい、嘘でしょトーマス!違うトーマス?いやいや、あのトーマス。
思わず本人に連絡してしまいました。
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でもまずは、自分のやつで試してみたいじゃないですか!
てことで自分のデザインの版をだしてもらった。
おおーー!
枠、かわいいなあー!コチラはレトロ印刷さんのSURIMACCAという木枠だそう。
使い方見せてもらったけれどとっても便利。
すごいなあ、これ考えた人。
昨日ものせたけれどあたしの描いた絵はコチラ。
毎日が楽しくなるような。
ペンギン達が傘でとんでるのはメアリーポピンズのイメージなのだ。
でも幼少期の記憶。あたしがみたのはメアリーポピンズかな?本は家にあった。
チムチムチェリー好きだからメリーポピンズかな?
もう一回読み直したいし、見たい。
色は何色にしようか悩みつつ、今回は青!(多分また刷りにいく)
サイズはいろいろ選べるんだけれど
子どもサイズでつくってみたくて、100センチ。
あたしのお友達はお子様いる方も多いけど
なかなか自分でお子様向けの商品ってつくってないからこのチャンスに是非。
参考になったらいいなあって。
たくちゃんに教えてもらいながら、
ちょっと力を均等にかけられなくてムラになってしまったものの、できたー!
ムラになっちゃったから、2回重ねたら、青より紺に近い感じ。
色むらはあるけど、こういう味みたいなのがシルクスクリーンの楽しさなんじゃないかな、と個人的に思います。
ちょっとかすれたり、ちょっと汚れたり
多分製作途中で出てくると思うけれど
自分の手でつくる楽しさ
たった1枚ってもののもつ嬉しさ
そういうものを、愛おしく思えたらいいんじゃないかな!
あたしはとってもそういうのが好きだな。
さてさて、長くなりました。
とってもいいグループ展。
はやく遊びに行きたいな、って思っている人もいるはず。
足を運んで、のんびりと楽しんでいただけたら
出展者の一人としても、とても嬉しいです。
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たくちゃんと話しをさせていただきましたが、初日、迎える側のtanabikeとしてもいろんな発見があったみたいです。
やってみなけりゃわからないことだらけの、展示だと思います。どの展示もそうだと思うけれど。
自分ならこんなに沢山の人が関わる展示びびってできないと思う。
こうして無事に開催できることに、感謝と拍手をしたい。
今日偶然、確認作業をしているタイミングに立ち会ったんだけど
どれが誰の作品か、すらすらと言えるの本当にすごいことだと思う。
そして1枚1枚に、この線がうまくでればいいな!とか、思い入れをもって向き合っていて
参加してるものとして本当にありがたく思う。
遠方の方、タイミング合わない方、この展示に足を運べない作家さんもいると思いますが
一枚一枚のことを、色んなストーリーと共に話してくれていて
なんだかつくっている皆さんの顔が見えるなあ、と思っています。
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お客さんがたくさん来てくださるだろう土日は、
きっと順番を待っていただいたりもするんだと思いますが、
待つ時間も楽しめたら最高!と思います。そういうのが出来る場所だと思う、KAWAGUCHI SHINMACHI。
他のお客さんのを見ているの、とっても楽しいのでおすすめ(今日も素敵な家族がチャレンジしてて、ほほえましかった!)
のんびりの時間は贅沢だな、とワクワクイメージふくらませたり
おいしいご飯食べたり、お茶飲んだり
KAWAGUCHI SHINMACHIのあちこちを探索しつつ
自分の順番がきたら一刷入魂!です。
100人のシルクスクリーン展といえども、
参加する皆さんの数、作品が出来るのだから、
最後何人のシルクスクリーン展になるのでしょうか。
楽しみだなあ。
長くなりました。
一人でも興味をもってくださったら嬉しい。31日まで。
あたしもまた遊びに行きます。
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100人のシルクスクリーン展
7月7日から31日(日)
お休みは12、13、14、20、26
会場 tanabaike
埼玉県川口市石神715
KAWAGUCHI SHINMACHI敷地内
tanabike.com