2017.06.02 Friday 11:33

おわりのはじまり

手描きで手作りで作ってきた500枚のジャケットも

もうすぐ全て作り終わります。

 

いよいよ最終章。

スケジュール詳細、ご確認くださいませ!

https://spannkosmo.jimdo.com/live-spannkosmo-pluto/

 

 

Spannkosmo-piano × natunatuna 手描きジャケット500枚記念
『SPANNKOSMO - pluto』

 

● 6月4日(日)長野 松川すずの音ホール

 

● 6月10日(土)愛知 名古屋モノコト 空き地
holon  ×  toi design × natunatuna × SPANNKOSMO

 

● 6月11日(日)大阪 SPinniNG MiLL
 SPANNCOLLOID

 

● 6月24日(土)埼玉 進修館

 

新着のお知らせ

PV企画

SPANNKOSMOにいらっしゃるお客さま、是非お持ちのspannkosmo-pianoがありましたら、ご持参ください! 記念撮影をさせていただき、編集してPVを作りたいと思っています。pvには出さないで!という方は、記念撮影のみとさせていただきます。

 

○○○

 

明日から長野へ。

 

ここ最近は

今回の展示に向けて、ひたすら準備をしていました。

 

 

レプリカも完成。

インクジェットのプリンターで一枚ずつ印刷して、プラダンに切って貼って。

この作業によって、今までのジャケットと向き合えた気がするよ。

 

○○○

 

最後の活版をいれてもらったジャケットはスパン子さんの手元へ。

 

 

まだ対面していない。ジャケと再会するの楽しみ。

 

今回のspannkosmo-pianoに活版印刷で息を吹き込んでくださっているのは、岡城さん。

活版を入れてもらうと、CDは見違えるほど堂々とする。

 

一度目の活版印刷の際は立ち会わせていただいた。

(↑こちらのリンクでその頃の日記にとべます)

約2年前。8月のこと。

 

 

 

手描きで、活版印刷で仕上がった一枚は

手間や時間はかかるけれど

どんなCDよりも、そっと、しかし、しっかりと息づいている気がする。

 

○○○

 

今までの、このジャケット制作については、以下にまとまっています。

http://natuna-event.jugem.jp/?cid=33

カテゴリーの、simple na soraです。

お時間ある方是非みてみてくださいな。

 

○○○

 

昨日は、準備をしながら、今までのブログをもう一度読み返していたんだけれど

改めて思い出したこと。ちょっと長くなりますが。引用します。

何度も同じこと書いたりしていますが、忘備録。忘れたくないこと。

 

音楽という、形のないものに
ぴったりのいれものをつくる。

spannksmo-pianoを考えたとき
やっぱりこの形以外はかんがえられなかったなあ、と改めて思います。

そして
誰かが選んだ瞬間に、
このCDは、
スパン子さんのものでも、
あたしのものでもなくて、
それを選んだ誰かのものになること。

 

色んな方々にお金が安すぎるとも、言われました。(3000円です)

そのことは、ありがたいな、と思います。

きっともっと価値があると思ってくれたんだろうな。と。

 

わたしも、もう少し高くしても良かったんだろな、と、思うときもあるけれど。

ブログを読み返して、自分なりに納得しています。

お金だけじゃなく

いろいろ受け取ったものがあったから。

 

ただ。お金も必要なのは事実。材料費、時間、手間・・・かかる。すごく。

そうだよなあ、と思った方、是非イベント顔見せにきてください。

だいぶ救われます。

 

このジャケットを面白い、と思って下さる方がいるってことは

なんというか、ものづくりをやるものとして、希望の光なのだ。

 

一ついいたいのは
あたしは高級品がつくりたい、わけではない。

その点で
あたしも、スパン子さんも
きっと共通の想いだとおもいます。



この世の中
いろんなものが、便利になって

大量生産が
とても、安い。

あたしはそれ、
やっぱり今でも、納得いくものづくりの形ではないです。

なんだか

当たり前が、ずれていっている気がする。


便利だけどね。
でもさあ

ドキドキ

ワクワクも

なんだかねえ。


でもさ

こうして一枚一枚つくっていると

もともと、ものづくりって
職人さんが、一つずつ、つくっていたんだよな。
それが
当たり前、だったんだよな。
特別では
なかったんだよな。

お皿の、絵付けを
ひとつひとつ変えるような
そういう当たり前と
何が違うんだろう。

あたしは
特別とか
突拍子もないことがしたいわけではなくて

大切に
したいだけだ。

手に触れる、もの。

 

効率、とか、能率、という部分からみたら
きっとおかしなことをしているのだろうな、とは、思います。

でも

これは商品である前に、作品であり、
作品でありながら商品なんです。

だから時間を費やしたいし
費やしても、あまり価格をあげたくない。みんなの手元に届かな、意味がない。

それじゃあ、誰かが損するじゃん、と思うかもしれないけれど
それは、対価というものを、お金だけで考えた時の話。

このジャケットの製作を通して
あたしは、いろんな発見があって
それはきっと
スパン子さんも同じだと思います。

たくさんいろんなものを受け取らせていただいております。

 

もう一度、原点回帰。

 

変わったことがしたかったわけではなくて
今回のスパン子さんのCDにぴったりあうものをつくろうとおもったら
こんな形になった。

スパン子さんが

私が出来ることというのは他者との間にある

と、このCDのことについて書いているけれど

あたしはこのお仕事をいただいたときに

それを手にした人にとって
それが自分のものになるものをつくりたい
と思った。

受け身、ではなくて
自分で選ぶという行為も、入れたかった。

あとは

聴いた人には、わかると思うけれど

なんで、こんなにも
いろんなときに、しっくりとくるんだろう。

悲しいときには
そっと隣に居てくれたり

うれしいときには
そのうれしさを、倍にしてくれたり

朝のまぶしさにも
夜のしずけさにも

部屋でぽつんときいても
車でぼんやりきいても

本当にぴったりなのだ。

おだやかに聴こえる日もあれば
情熱的にこころをかきむしる瞬間もある。


それを
一枚の絵に封じ込めることが
あたしにはできなかった。

でも
こうして、形にしてみて

こういう、やり方も、あってもいいんじゃないかと思っている。


CDを、プレーヤーに入れる前から
このCD、聴いてみたいって思ってもらえたら、うれしい。
本当に、アルバムを通して素晴らしいから。


アルバムにぴったりの一枚を描くってのは
本当にすごいことだとおもう。
今回あたしはたくさんの絵を、描いているけれど

瞬間は描けても。
誰かにとっての一枚はかけても。
うん、まだ。まだ、だよな。


もしも、
一枚きりの絵で
このCDの、素晴らしさを描けたなら

誰にとってもその絵が、うんうん、とうなずけるものなら

それは
本当に素晴らしいことだとおもってる。


だからここからあと数百枚とおして
そんな一枚に出会えたらうれしいなと思っている。

それは、四季のような。
それは、宇宙のような

 

はじめに、スパン子さんの家で

今度CDを作ろうと思っているの、アルバムはなつなちゃんに任せたいなと思って。

と言われた時に

わたしは、あまりにも光栄で嬉しくて言ったんだ。

全部手描きしようかな!って。

そのときは、「大丈夫??」って笑いながら言われた。

 

一ついっておきたいことがあるんだけれど
実は、一つ一つ手作りでつくりたいといったのは、
わたしの方なのだ。

頼まれたわけではなくて
わたしが、そうしたい、といって
今、そうしている。

というのも
多分
受け取る人の数

違う景色が見えると思ったからだ。

いや
それどころか
聴く度に
違う感情に寄り添ってくれると感じたからだ。


たった一枚の絵に、表すよりも
100回きいて100通り描く方が
ずうっと簡単だと思ったのだ。


描いている最中は
どちらかというと
風景画に似ている。

スケッチのようだ。

広がる景色を
ただただ描き留めていく。

ぽーんと
放り出してくれる。
許してくれる。
それでいて

隣りで、聴こえる。

人がもつ絶対的な、孤独と
広がる宇宙の引き合う力。

 

やってよかったな、って思う。

とってもワクワクするようになった。

絵を描くのが大好きになった。

 

一枚で100人をうならせることができないなら
100人のために100枚を描けばいい。
あたしはそう思う。


能率も効率も悪い。
馬鹿にされたりもする。
あきれられたりもする。
食えてない絵描きがすることじゃないかもしれない。

こんな方法じゃなくても
いいものはできるかもしれない。

でも
こんな方法があってもいいよね。
なによりつくっていてワクワクするんだ。
それはかけがえのないもんなんだよ。

 

そして300枚目すぎた時こんなことを書いていた。

 

何枚描いたって
手のもとに届く1枚がすべて。


だからこそ
どの1枚も特別な1枚であればいいなと思う。

枚数は
関係ないんだ。


でもやっぱり
正直言うとこうして区切りの枚数に到達すると嬉しい。

うわーっと広がる
いろいろな色を見ていると嬉しい。

300枚描き終わって
400枚へ向けて、スタート。


○○○

何色あっても絵の具が足りなく思う日があれば
黒一色が無限に感じる日もあります。

○○○

スパン子さんのピアノは
どんな色でも許してくれる。

そのことを
300枚目を終え、
改めて感じています。

 

ラスト30枚。(正確には29枚)

 

是非見届けにいらして下さい。

これからうまれるものだって、全部、新しいものなのだから。

最後の一枚まで、何度だって、はじまるのだから。

 

○○○

 

おまけ

 

このジャケットは一枚の紙に描いてそれを型で切り抜いて作っています。

 

 

 

端切れは、ジャケにはならなかった部分だけれど

スパン子さんの音によって生まれた色。

この端切れは、音のかけら。

 

 

 

台紙も端切れ。

 

 

ひとつひとつ、大切に届けたい。

幼稚かもしれないけれど。

何度だって、その気持ちに立ち返りたい。

 


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