2017.02.23 Thursday 23:31

Magical Colors Night

19日、金沢まで、似顔絵を描きに。

今MVを手がけている、noidのみなさんが主催のイベントに参加させていただきました。

 

茨城からは遠い、けれど

なんだか遠く感じないのは

noidが、地に足をつけて、ひとつひとつつくりあげている場だからだと思います。

 

ゆーきゃんがきっかけで、富山や金沢に足を運ぶことがとても身近になりました。

noidも、ゆーきゃんがライブペイントで繋いでくれたバンドです。

 

とはいえ、出会ってまだ数回。なのでこのイベントに遊びにいきたかったのです。

それは、noidというバンドが

音楽をただ鳴らすだけではなくて場をつくることを、大切にしているとしったから。

それが彼らの魅力の一つであると感じたから。

 

実際に足を運んでみて

顔がきちんと見える場でした。

演者も、お客さんも、会場のみなさんも。

みんながその日、その場にいることを、誇りにおもってるような

なんだかとても、大切な時間でした。

 

○○○

 

私は

ステージの横で似顔絵を描かせていただきました。

 

今回、とにかくたくさんのひとを描きたい、というよりも

ひとりひとりとはなしをしながら、出会いたかったから

枚数はそんなに多くないかもしれないけれど

とってもとってもいい時間になりました。

 

笑い合ったりしながら

いろんなことはなしながら

時間を共有できることは

 

わたしにとってはやっぱり大切な時間なんです。

 

そういう一人一人の表情が

今後の作品に表れてきたりするんだな、って最近おもいます。

 

 

ステージ横のスペースに

今回のMVに使った絵を、展示させていただきました。

 

 

似顔絵を待っている間、時間があったので

イツキライカさんとryo hamamotoさんのライブをききながら

絵を描かせていただきました。

 

 

 

ryo hamamotoさんには直接渡すことができました。

 

 

わたしは主に、絵を描きながら、Bambiにおりましたが

どの演者さんも素晴らしかった。

絵を描きたい、って自然にどんどん筆が動いてしまった。

スタッフさんもとてもあたたかくていい場所だったな。

一階のメロメロポッチもとっても素敵な場所。

全部見れた訳ではないけれど

お客さんが嬉しそうな顔をしていたのをみているだけでも、とっても満足でした。

 

 

特別な一日だけれど

きちんと日常の延長線上にあって

またねと手を振りながら

 

なんだか、本当にまた、会えるんだ、と実感を伴う一日でした。

 

いい日だったな。

 

 

 

 

 

 

 


2017.02.15 Wednesday 13:05

主人公はきみだ

3月29日発売、the quiet roomの新作ミニアルバム

『Little City Films』のジャケットをかかせていただきました。

 

描かせていただくのは、9枚目。(合ってる?)

2012年の3月から、描かせてもらっているみたいだから

今年で5年。

クワルーは高校生の頃から志も高かったけれど

有言実行でどんどんでっかくなっていく姿を見ていると

何となくじゃなくて、目標があって活動していることに気づかされる。

彼らの成長は目が離せないんだ。

 

○○○

 

一方わたしはイラストレーターとしていまだ無名だ。

多分ずっと無名だと思う。

 

というか、まず自分自身、イラストレーターだと思っていない。

絵描きだとは思っているけれど。

画風は描く絵ごとにばらばらだし

多分発注する側が、困るタイプだろうとも思う。

なにがでてくるかわからないし。

 

それでも

出来上がるまで

なにが出来るのか私自身もドキドキしていたいんだ。

あの画風でこんな感じで、と

それは安心かもしれないけれど

なかなか、自分や相手のイメージはこえられないもの。

 

正直仕事相手には迷惑をかけると思うし

時間も倍かかると思うけれど

 

たくさん向き合って

あれこれ思いめぐらせて

あーじゃない、こーじゃない、って考えながら

つくりだしていきたいんだ。

 

クワルーは

どんどんでかくなって

音楽も、どんどん、広く深くなっていく。

そんな中で

今までの延長線上の絵では

きっとかれらの音楽は描けないしね。

私自身成長しなくては。

どんどんためらわず、変わっていきたいんだ。

 

前回のJubileeで

自分の中でのてっぺんの絵を描いた、と思ったけれど。

今回は

その気持ちをこえられた。

よかった。

 

○○○

 

このラフで、面白そう、と、GOサインをだしてくれた。

正直、ここでGO出すの怖いだろうな・・・。

わたしの頭の中には、描けていたけれど。

 

 

彼らにとって、大切なタイミングのリリースだし

思い入れのたくさんある音源。

もっと言いたいことや要望は、あるかと思う。

 

でも作り手にきちんと投げてくれる。

若いとか関係なしに、菊池くんのそういう所をとても尊敬している。

 

ある程度固まったラフを再度提出。

 

 

どんどん形が見えてくる。

ここのあたりは楽しくてしんどい。

修正液を使いまくり深夜のコンビニに買いにいったり。

 

 

8割くらい完成。

ここから空や街を入れる。

 

 

それぞれが

主人公であり、生活があり、物語があり

でもみんな同じ空の下生きている。

 

 

自分の好きだ!!展の作品にこめたメッセージと同じでなんだかうれしくなる。

出来上がったたものは全然違うけれど。

 

どんどん変わりながらも

やっぱり真ん中は変わらんもんだよ。

 

 

3月29日発売とのこと。もうすぐです。

手に取っていただけたら、とても嬉しいです。

 

 

 

 


2017.02.07 Tuesday 19:08

so are millions of us

久しぶりに

MVをつくらせていただいた。

 

金沢のnoidというバンドの

so are millions of us。

 

まだ、途中だけれど

本日、ショートバージョンが公開されました。

わたしの中では

ショートバージョンというか、前半。

ここからまた、後半へ。

 

noidに出会ったきっかけはゆーきゃんが

昨年、いつまでも世界は・・・という京都のサーキットイベントで

わたしに、noidとのライブペイントのチャンスをくれたこと。

 

さらにさかのぼって

 

ゆーきゃんの金沢でのイベントで、ライブペイントをさせていただいた時

ドラムのさんちゃんに出会って、noidのCDを聴かせていただいて

それがとても、良くて。

 

その中で一番好きな曲が

so are millions of us。

 

何度聴いたか分からない。

 

是非、見てほしいです。

 

 

今の時代にスライドショーと思うかもしれませんが

あまり、こちらで動かしすぎたくなかった。

最小限で、いいなって。

 

きっとnoidの音楽と

あなたのこころが、絵を、動かしてくれる。

 

情報の多いこの時代に

説明の多いこの時代に

noidの音楽を聴くと

特に私にはこの曲なのだけれど

自分にすっと戻れるというか、ふと、空を見上げたような気持ちになる。

 

この感覚にどんなに救われただろう。

 

わたしは

とにかく一枚一枚、気持ちを込めて描きました。

 

運転しながら、空を眺めながら

音楽がすっと入ってくる感覚

歌詞がこころに響いてくる感覚。

 

そんなものを、わたしは作りたい。

 

届いたら嬉しいです。

 

○○○

 

今回noidの主催するMagical Colors Nightに、

わたしも似顔絵で出店させていただけることになりました。

こちら

 

茨城から、何時間かな。

似顔絵を届けにいける機会をくださって、とても感謝しています、

やっぱり、その土地、その土地の人に会って描きたい。

こうしてnoidのホームで主催するイベントで描けるなんて、

なんて嬉しいことなんだろ。

 

しっかりライブ見て、

MV、完成させたいなと思います。

ラストがね、もうちょっとかわりそうなんだ。

きっともっともっと、広がって行くと思う。

いつだって、イメージに終わりはなくて

そこから広がって行くもんだと思う。

 

それはなんて、たのしいことなんだろな。

 

2013年にリリースされたこの作品。

なんでこのタイミング、と、思うかもしれませんが

やはりものが生まれるのには、タイミングというものがあって

それが今だったのだと思います。

 

たくさん一度に拡散とかされなくても

これをつくったことで、出会う人がいるなら

それが何より嬉しいです。

この音楽にもう一度出会える人がいるなら

なんて嬉しいことなんでしょうか。

 

とはいえ

 

noidの、気持ちの大きさを感じています。

表現、創作、という場を

時間をこえて、解放してくれたこと、感謝しています。

 

つくりたい、という気持ちを

引き出してくれて、ありがとう。

せまい部屋の中から、空の方へ、ぐんとひっぱっていってくれて、ありがとう。

そんな、気持ちです。

 

 


2017.02.05 Sunday 03:26

10回まわって好きだと言って。

どうやら好きだ!!展は10年目だったらしい。

 

私も、おそらくイコウガ氏も

それほど、回数にこだわりがなくて

何となく9回目?10回目?と話していたんだけれど

 

手紙が好きだ!!、片想いが好きだ!!、ラブレターが好きだ!!、余白が好きだ!!、はなすことが好きだ!!、君の顔が好きだ!!、フライヤーが好きだ!!、あの日、あの空が好きだ!!

で、8回と、

ひたちなかの然々で二回やってるもんな。ほんとだ、10回目。

 

ずっと続けていてすごい、と言われるけれど

あまり実感なかったけれど(多分準備等イコウガ氏は大変なので、すごい労力である)

 

ギャラリーでいろんな子どもたちが、当たり前のように好きだ!!展のはなしをしているのを見ると

なんというか、ああ、展示に出すのが当たり前って、いいな、

次は自分は何をだそう、とか、そういう当事者になれるっていいな

 

と、思ったりします。

 

展示をすることが、特別ではない、といいたいわけではなくて

だれもが特別だから、やってみたいと思ったら、だれでも展示してみたらいいんじゃないだろか。

 

わたしは参加型が好きで

それは、特にこの展示の場合は

みんなに当事者になってほしいな、と思うところがあるからなのですが

(参加型にしなくても見るという行為で、当事者にはなっているというのは承知の上)

 

やってみて本当に面白いです、

大人も、子どもも、本当にごちゃまぜ。

 

作品の半分を投げてしまうの、怖くないですか?と言われたりもしますが

なんと言うのでしょうか。

信頼関係?

それこそ、10年の積み重ねかなあ。

 

表向きは、ワイワイ楽しい、感じですが

アンケートを読んでいたら

こっそり込めていたメッセージが、きちんと友達に届いているのを知って

 

うん、やっぱり

受け手のみなさんを信じてやってよかった、と思うのです。

 

さて、最終日です。いい日になりますよう。

 

 


2017.02.03 Friday 01:14

好きだ!!展、はじまっております。

嫌いなこと話すより

好きなこと話している方が、ずっと好き。

 

もともと、好きが高じて絵を仕事にしたわたしがなんとかやって来れたのは

わたしの作品の受け手の人たちのこころが豊かだったからだと、思っています。

最初お客さんは、出会った友達が中心でした。

 

個展をした時の感想ノートに書いていることばたちを読んでいたら

なんて素敵な感受性の人たちばかりなんだろうと思った。

これは結構衝撃だった。

 

友達の知らない一面を知ったりして。

感想ノートが、作品なんじゃないかというくらい

みんなこころの中を、素直に表現してくれていて。

 

届け手と受け手は

実はそんなに違わないんじゃないかなって

その頃から、今も、ずっと思っている。

 

○○○

 

10年以上前、好きだ!!展のはじまりは、

そんな、自分の絵を受け取ってくれている友達たちの発表の場にしたかった。

普段他の仕事していたり、お母さんしていたり

作家活動、と銘打ってはいなくたって

好き、の気持ちに優劣なんかないんだから。

みんなとっても素敵なんだから。

 

今は先生をやっている姉の作品を見てほしかったのもあるかもしれない。

姉は漫画を描いていて、わたしにとって一番好きな絵を描くのは姉だったから。

姉の絵は、本当に描くのが好きなのが溢れていて、大好きだった。

 

○○○

 

そんな訳で

周りをどんどん誘った。

好きだ!!展、次だしなよ。

 

みんな、うーん、といいながら

何が今好きだろ、と考えてくれて

 

わたしにとっては、その時点から、好きだ!!展は始まっていると思っている。

一番大事なところだとも思っている。

 

好きという気持ちは

嘘をついたら、自分が一番分かっちゃうからさ。

誰でも参加できるけれど

好きが見つからないときは、絶対あると思う。

それでいいのだ。

 

○○○

 

もともとは

そんな感じで友達をあつめて、ひたちなかの然々で開催していた好きだ!!展だけど

 

自分の活動の拠点がつくばに移り(画材やで定期的にバイトしはじめて、ひたちなかに毎日通ったりが難しくなった)

もっとたくさんの人を巻き込んだらいいんじゃないかというイコウガ氏の言葉ではじまったのが、市民ギャラリーでの今の好きだ!!展。

新しい参加者も増え、

それでも

今まで参加してくれた友達が遊びにきてくれたり、出展してくれたりは変わらなくて

きっと、展示を見ながら、今の自分は何が好きかな。って考えてくれていると思う。

 

毎日はどんどんすぎて

やりたいことばかりじゃないかもしれないけれど

自分の好きなことに、ちょっとだけでも時間を注げたり

好きなこと何かを考えたりしていたら

 

なんか、毎日が楽しくなるような気がしている。

 

今回わたしは年末から忙しくて

はじめて好きだ!!展、やれる自信がなくなっていたけれど

手も痛くて、新しい絵を描ききれる自信もなかったけれど

 

そうだ

 

全部抱え込むなんてしなくていいんだった

とふと思い出した。

 

受け手の方々をもっと信じていいんだったって

思い出した。

 

 

○○○

 

お客さんがいいと

その場はどんどんよくなる、と、思っています。

 

あのたくさんの作品の中だけでなく

自分のこころの中を旅して

好きだ!!を見つけられるような

そんな場になればいいな、と思っています。

 

あと三日間。

 

是非遊びにいらして下さいな。

 

そして

また、日々の中に持ち帰って

自分が何が好きか、探していただけたら、嬉しいなと思います。

 

 


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