当日は8時半を目標に出発。
前日やり残した400枚のレプリカは、あと3分の1くらい。
時間はないけれどとてもみんな前向き。
できることをやる。できる限り。それ以上もそれ以下もない。
途中で気づく。
ああ、たくさんの人が、この日がより楽しくなるように動いてるんだよな。
他人事なんかじゃないんだよな。
みんなそれぞれに
この日をつくろうとしていることが
なんて嬉しいことなんだろう。
目に入る全部
自分でやらなきゃ、頑張らなきゃ、なんて
そんなことをずーっと考えて生きてきた。
でも今は違うね。
尊敬する人たち
頼れる仲間たち
すまん、お願いしますと言って
ありがとう、助かりますと言って
ああ、こうやって、場は広がっていくんだなって思う。
(撮影 和久井幸一)
スロープは中学生のつったんが途中から展示してくれた。
長野の時も手伝ってくれたから話が早い。
こどもたちはみんなつったんが大好きで
どんどん子どもが集まってきた。
いつもは素通りの子どもたちがレプリカを見てくれるのが嬉しい。
誰も通らず見てもらえなかったらどうしよう、と思っていたこのエリアは
いつの間にか子どもたちの笑い声でいっぱい。
(途中からはコスプレのおねえさん達の撮影場所になっていたがそれもなんだかうれしい)
進修館のFacebookにものせてくださっていた。
今回の出演者の熊谷さんが、あまりにもなじんでて、気づかなかった、と言ってくれて
それがとっても嬉しかった。
特にこの会場では
作品だけが目立つより、一緒にそこに息づいていたらいいなと思う。
わたしはこのジャケットを、自分の生活の中に組み込んで描いていた。
いつも目の前に1枚をおいて
スパン子さんの音楽を想うとスッと世界が広がり、自分のこころが解放される。向き合える。
終わるとまた生活に戻る。
手に取ってくれた方が
同じようにこのジャケットを広げるたびに
スッと気持ちの切り替えができたらうれしい。
500枚分詰め込んできた。
日常から少し離れて
自分のこころと話をするための時間。スイッチ。
スパン子さんのピアノは
許してくれる。いつだって、どんなときだって。
○○○
ロビーには
顔見知りの店が並んだ。
このことが、どんなに心強かったか。
正直
はじめ、ロビーにいろいろな店に出店していただいてというのは
頭に無かった。
まず当日そこまで頭が回らないのもわかっていたし
しかし
協力するよ、という言葉で
じゃあ、普段から話ができる距離の人たちにお願いしようと思った。
電話一本、
なんなら、ちょっと話に顔を出せるような。
いつでもニコニコな間柄というよりは
あーだこーだ、何でも言い合えるような。
私のいいところも、面倒くさいところも、たくさん知っている方達。
終わった後
声かけてくれたらよかったのに、と、言ってくれたお店があったり
お客で来たかったんだ、とお店を休んでかけつけてきてくれた店主がいたり
感謝がつきないし、嬉しく思います。
自分にとって、店というのは人であり
いつだって、そこに構えてくれていることの安心感
孤独をぶっ壊してくれる存在。
アパート暮らし、地域というものにあまり関ることができない自分にとって
店に遊びに行くというのは、消費、ではない何かが確実にあるんだ。
たくさんの人にとって
そうだと思うんだよな。
今回、ロビーの雰囲気がとてもよかった、とたくさんの方に言われました。
是非、お店に足を運んでみて下さいな。それが一番嬉しいよ。
詳しくは以前の紹介ページをご覧ください。
senkiya
埼玉県川口市石神715
おいしいスイーツやシロップのソーダ割りなどだしてくださってました。
実際のお店は一軒家、周りにもたくさんおもしろい店が。一日遊べますよ!
千年一日珈琲焙煎所
つくば市天久保3-21-3 星谷ビル1F/G
珈琲、そしてけん玉のお店。ケーキもおいしい。
ゆっくり珈琲飲めるお店です。珈琲飲む時間っていいもんだなと再確認できます。
PEOPLE BOOKSTORE
つくば市天久保3-21-3 星谷ビル1F
http://people-maga-zine.blogspot.jp/
本やあれこれ。お店には本もCDもTシャツも所狭しと置いてあります。
場はあるから勝手に遊んで、と言われてるみたい。ビール片手に出会いにいってみては。
※千年一日珈琲焙煎所と隣同士です。
kitchen Soya
つくば市東光台3-14-6
カレーや春巻きだしてくださっていました。店は一軒家のレストラン。
日当りがよくて、気持ちがよくて、体によくて、美味しくて楽しい。ただいまっていいたくなる。
kokous
水戸市宮町3-2-20
かわいい雑貨だしてくださっていました。
店は外観からもうかわいい、ハコも鞄も全部店主のえびちゃんがつくったもので溢れています。
○○○
撮影を担当してくださった和久井さんがとってくれたこの写真とても好きなんだけれど
このロビーの写真をみていてハッとする。
この白い枠と
会場の机の飾りがこんなにもリンクしているなんて。
改めて美術のそんちゃんのすごさを感じる。
彼女のブログ、是非ご覧ください。
○○○
当日ってこともあり
わたしはあっちこっち行ったり来たり。
とにかくわたしの動き、無駄!仕事というより落ち着かなくて。
でもその度に友だちに出会う。
わーーー!久しぶりー!
遠いところ、懐かしい顔に出会うとやっぱり元気になる。
いつもの顔に出会うと、焦っていた心が落ち着く。
そんな中で、数分だけロビーでジャケット買ってくれた方とお話できたんだけど
それがとっても楽しかったし嬉しかった。
水戸からジャケット買いに来た、って言ってくれた。
絵描くの好きなのかなあ。
彼はライブペイントも、隣まで来て、見てくれたよ。嬉しかったなあ。
水戸から来たお客さんたち、とってもあたたかくて
ジャケット、わたしに選ばせてくれたり、
なんだか、そうしてジャケットを真ん中に話をすることができてほんとうに嬉しい。
ああ、こうして届いていくんだね。
(写真はそんちゃんからお借りしました)
このジャケットは外側と内側の絵が繋がっていたり、がらりと違っていたり。
だから手に取って開いてみてほしいんだけど
今までの会場ではそこを伝えきれなくて。
最後のこの日は、そのことを一番に美術そんちゃんは考えてくれていたと思う。
みんな、あけたり開いたりしていた。
○○○
最後スタッフのこと。
美術そんちゃんは、小ホールの照明も担当していたので、助っ人チンペイが途中から展示は引き継いでくれた。
今回そういう連携がたくさん。
助っ人森くんにもたくさん助けられた。彼はあれこれ気が回る。いつの間にかすっと手伝ってくれる。写真もバッチリ。
スタッフはほんとうに少なかったけれど。kokousえびちゃんが私たちの物販までやってくれたり。
kokousのスタッフのこずが受付を手伝ってくれたり
彼女には自分のイベントで受付をお願いしたりしているから、とっても安心。
つったんも受付を手伝ってくれるとのことで
わたしはスッと、ライブペイントの準備に向うことが出来た。
今回思う。
裏方の大切さ。
自分は裏方が断然今まで多かったけれど、そこはあまり感じていなかった。
でも自分が出演する側になって、
ああ大切なことなんだな、
裏方がいいと、場はこんなによくなるんだな。と思った。
いや、違う。
裏、じゃ無いんだ。
見えにくいだけで
裏じゃ、無いんだ。
あの日を思い出すと、関って下さった全員の顔がすぐ浮かぶ。
そういうことなんだなと思う。
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